ただ素直になったんだよ それとお前らは勝手に飢えてろ

見たくないもの見なくなったから
とある心理学より。
『あなたはネガティブです』
その時は信じなかった、人間なら誰でも見るだろう、そう思っていたけれど、今なら分かる。心は2年近く前から死にっぱなしだけど、感情は生まれて24年経った頃から初めて動き出した感じがする。だから今なら『あなたはネガティブです』となる理由が分かる。どうでもいいや。



例えばきみが一途になる事無くオレに近付こうとしてもオレはそれを容認しない。
あまり相手にされなくて飢えたきみはオレの悪口を言ったり敵対するような態度を取ったりする。
それでもオレは構ってあげない。きみはもっと飢える事になる。与える事を考えないままどんな手段に出ようともオレは構ってあげない。
しかしオレにとってのキミの印象はもちろん悪く悪く悪くなっていく。
また構ってくれないからって頑張って近寄ろうとする。
オレは前以上にきみを寄せ付けなくなる。
色々とうんざりする人はいたけど、うんざりしすぎて言葉を伝えた事も一度あり。
一言は『若いと言えばオレがきみに振り向くと思ったか？』
2年前に居た恋人の年齢の事は教えてないけれど、別に年齢に惹かれたわけじゃない。ひとりで居るオレをひとりじゃなくさせてあげようとしてくれたから心開いただけだ。若かったのは偶然だ。可愛かったのも偶然だ。（携帯の裏にコッソリ貼ったプリクラをたま～に見られて、見た相手は押し黙ってしまい、真顔で「可愛い…」と言う程の可愛さ。（その言葉を聞く度にオレは不安になっていったわけだけど…他の人が寄っていきそうで））

可愛いか可愛くないかでいったら可愛い方が言いに決まってる。
若いか若くないかで言ったら若い方が言いに決まってる。
それだけで決めるかっていったらそんなわけがない。

都合のいい時だけ甘えられてばかりだったけど、オレは自分自身の事を都合いいときだけ寄ってこられてしまうような程度のゴミ箱みたいな人間だと思ってた。光ってる素敵な人は寄ってこない、困って愚痴言う時だけ寄ってくるようなゴミ捨て場人間、オレの愚痴を聞いてくれようとは一切しない人だけが来る、ゴミ箱の愚痴なんか聞く必要がないからな、そう思ってた。
ひとりだけ甘えさせてくれて暗い話も聞いてくれる人が居た、そんな人が居たら心寄せてしまうに決まってるさ。「若い・可愛い」は偶然だ。もちろんそんな事を武器にしようとしたりしない。

若さを武器にする人が増えてますね、きっと若さしか武器になるものが無いのでしょう。容姿に自信がある人は容姿を武器にしますね、きっと容姿しか武器になるものが無いのでしょう。お金を武器にする人が増えてますね、きっとお金しか武器になるものが無いのでしょう。
「若さ・容姿・お金」を「剣・銃」みたいにそのまま武器に置き換えてみろって。
武器つきつけられて誰が喜ぶ？

たまたま可愛くて若かっただけ。
剣を鞘から抜く事無く、銃をホルダーから外す事無く、傷口に手を当ててくれたようなもの。
そして寄り添うようになり。



きっと一途になってもらえても好きになれないや。ごめんね。
あれこれいった挙句自分の方だけに向かせて悪かったかなあ。
一途な事は最低条件だったの。あまりにキミの都合の良い時寄ってくるから、一途じゃない人には心向く事ないからって伝えただけ。言っても何度も何度も寄ってくるから本当に切ろうとしたら、そこで本当に一途になってくれたみたい。
でも一途になったら好きになるんじゃなくて、一途なのはただの最低限の条件。運転する時に最低限必要になる免許みたいなもの。条件が整っただけ。


でも我侭にされ放題だったから少し怒っちゃったよ。




2年前、あいつがオレに優しくする前に、本当はオレが先にやった事があるんだ。
これすると本当に誰からも好かれてしまう、誰にでも好かれてしまう。
でも演技でする事は絶対に出来ない。隠す事もないけれど、演技じゃ出来ない事を公開しても意味無いから公開しない。誰に教える必要もない。

ついでに、今のオレの心じゃ出来そうも無い。
正直我侭放題好き放題にして誰も寄ってこなくなったっていい。誰が寄ってきたところでどうせそこに幸せは無いからさあ。